ここ何年か前から整体のチラシには『バキバキ、ボキボキはいたしません』という文句がよく書かれている。
あのバキボキの音の正体とは一体なんなのか。
関節には関節包というものがあり、その中に滑液という液体が入っている。
関節を曲げていくと滑液に圧力がかかり液体が気化し気泡が発生する。そしてその気泡がはじける時に生じる音がバキボキと聞こえる、という仕組みらしい。
私が通っていた整体の学校でもこのバキボキの手技が教えられていた。
しかしこの手技は音を鳴らすことが目的では、もちろんない。
アジャストやスラストと呼ばれているこの手技の目的は、瞬間的に圧をかけることによりバランスのくずれている箇所を矯正し、痛みの原因となるなんちゃらかんちゃらをこんちゃらくんちゃら…
はっきり言うと深いところまではよく解らない。
アジャストは危険であり良くないという人がいる一方、この手技でたくさんの人を治してきたという方もおられる。
アジャストの真髄を理解することの出来ていない私は、もちろんバキボキ治療はやってはいない、というより出来ない。
『バキバキ、ボキボキはいたしません』が謳い文句になっているということは、それだけ患者さんにアジャストが敬遠されているということだろう。
しかし、アジャストが患者さんに敬遠される理由は、実力のない人間が見よう見まねでアジャストをやり患者さんに痛い思いをさせたり、症状を悪化させたりしていることに起因していると思う。
本当のアジャストの治療効果は素晴らしいものであるのかもしれない。
私はアジャストを極めていないので『かもしれない』としか書けない。
『バキバキ、ボキボキいたしません』の本当のところは、私には正しいアジャストができません、なのかもしれない。
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