エコノミークラス症候群は今ではよく知られるようになった病態の1つだ。
正式には静脈血栓塞栓症という。
イスなどに長時間同じ姿勢で座っていると足の静脈に血の塊(血栓)ができ、身体を動かした際に血栓が肺まで運ばれ肺の血管に詰まり、呼吸困難や最悪心肺停止に陥る。
エコノミークラス症候群は飛行機の中や何か特別な場所だけで起こるわけではなく、長時間体を動かさないでいると何時でも何所ででも起こりえる。
とにかく体はこまめに動かすに越したことはない。
エコノミークラス症候群を予防する方法は長時間同じ姿勢でいないことと水分を補給することだが、アルコールは利尿作用があり水分補給に適さないので注意すべし。
足に痺れや痛み、倦怠感などを感じた時、ヘルニアや脊柱管狭窄症、すべり症といった骨の以上を思い浮かべる人が多いと思う。
しかし、レントゲンやMRIで調べてみても骨に異常は見つからず、筋肉をマッサージしても症状が改善されない場合、血管に問題があるかもしれない。
閉塞性動脈硬化症やバージャー病といった血管の病気は足などに痺れや痛みを引き起こす。
とにかく血管が詰まると体に様々な恐ろしい病態が引き起こされるので、食事に気を使い適度に体を動かすようにして予防に努めましょう。
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