ストレートネックについて

ストレートネックとは

ストレートネックとは、正常な頸椎のカーブが失われ、頸椎がまっすぐになってしまう状態を指します。

通常、頸椎は前方に湾曲する「前弯」、胸椎は後方に湾曲する「後弯」というカーブがあるため、正常なS字型をしています。

しかし、ストレートネックの場合は、頸椎の前弯が失われ、頸椎がまっすぐになってしまいます。

 

ストレートネックの原因

ストレートネックの原因としては、長時間の前かがみ姿勢や、パソコン作業やスマートフォンの使用による首の負担、事故やけがによる影響、筋肉の弱さ、ストレス、加齢などが挙げられます。

特に現代では、パソコン・スマホの長時間使用による原因が多いと思われます。

 

パソコンやスマホを使うときに頭を前に突き出す姿勢をとると、首の前弯がなくなり真っ直ぐな状態になります。

この状態が長時間続くと重い頭を支える首の筋肉の血行が悪くなり、筋膜も癒着し少しずつ真っ直ぐな状態で硬くなっていきます。

そしてストレッチやマッサージをすることなく何か月、何年も首を前に突き出し負担をかけた結果、ストレートネックが出来上がってしまうのです。

 

ストレートネックの症状

ストレートネックの症状としては、首や肩のこりや痛み、頭痛、めまい、吐き気、耳鳴り、手のしびれなどがあります。

また、症状が進行すると、頸椎椎間板ヘルニアや神経根障害などの合併症が発生することがあります。

 

ストレートネックの治し方

ストレートネックには改善するものと改善しないものがあります。

 

改善するストレートネックとは筋性のストレートネックです。

筋性のストレートネックは首の骨が真っ直ぐな状態のまま筋肉が固まってしまっているのが原因です。

そのためマッサージやストレッチを行うことにより、筋肉がほぐれ骨の関節が動き、前弯のカーブが戻ってきます。

 

改善しないストレートネックとは骨性のストレートネックです。

骨性のストレートネックは筋肉の硬さではなく、骨そのものが変形し真っ直ぐな状態になってしまったものなので、手術などをしない限り元に戻ることはありません。

この骨が変形する原因の1つに、筋性のストレートネックの放置があげられます。

 

ストレートネックの症状が出ている方は、骨が変形する前に是非、当店へお越しください。