坐骨神経痛 体験記 手術をする前に

坐骨神経痛とは

坐骨神経痛とは坐骨神経が圧迫されることによって、お尻から下肢にかけて現れる痛みや痺れなどの症状のことをいいます。

 

原因としては腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、脊椎すべり症などの背骨に起因するものや梨状筋と呼ばれるおしりの筋肉などに起因するものがあります。

 

坐骨神経痛を発症

実は私も坐骨神経痛になったことがあります。

それは最初、右脚の違和感から始まりました。

軽い痺れのようなものを感じだのですが、ストレッチをするとすぐに治ったので気に留めていませんでした。

しかし車の乗り降りをするときに脚に痺れと痛みを感じるようになり、ストレッチをしても症状は改善されず、日が経つにつれ症状が強くなり、ついには両脚に発症してしまいました。

 

坐骨神経痛の原因はどこだ!?

立つと直ぐにお尻と脚に痛みと痺れが走り、普段10分で歩けていた距離を30分かけてよちよちと歩くようになってしまいました。

 

歩いていると痛いが座ると痛みがおさまりまた少し歩けるようになる、このような状態を間欠性跛行と呼びます。

 

坐骨神経痛のことは知っていたので、背骨に何か問題があるのでは?という考えが頭をよぎりましたが一つ引っかかることがありました。

 

座ると楽になるのですが、その時の姿勢は背骨が真っ直ぐに伸びている状態です。

そして立っている時も背骨が真っ直ぐに伸びているのですが、脚は痺れてきます。

座っていても立っていても背骨は真っ直ぐの状態なのに、立っている時だけ足が痺れてくるというのは、背骨に原因はないんじゃないのか?

 

座っているとお尻の筋肉は緩んでいますが、立つと力が入ります。

このお尻の筋肉に神経や血管が圧迫されているのではないかと思えたのです。

 

イスに座るとお尻や足に痛みが発症する人もいます。

そのような人は座面に硬くなったお尻の筋肉が圧迫されていることが多いです。

しかし私の場合はイスに座っている時は楽なので、座面よりも上のお尻の筋肉、中殿筋辺りの筋肉が硬くなっているのではと考えました。

 

坐骨神経痛を治すべく、ストレッチとマッサージの日々

それからはひたすらストレッチとマッサージを行いました。

結論から言うと普通に歩けるようになるまでに5、6か月かかりました。

 

ストレッチやマッサージをしてもなかなか痺れや痛みが取れず、少し和らいできたなと思ったらまた強い痺れが出てくるの繰り返しが暫く続いたのです。

 

施術している場所が間違っているのか、それともやはり背骨に問題があるのか。

 

色々な考えが浮かんできますが、とりあえず自分の体を実験台にして気長にやってみようと腹をくくりました。

 

背骨に原因があると言われた人でも手術せずに治る可能性はあります

毎日毎日、自分を実験台に施術をしていたある時、急に痺れが大きく和らいだ瞬間が訪れました。

おそらく神経か血管を圧迫していた硬い筋肉がほぐれたのでしょう。

 

その時の左脚の状態は座っている時でもつま先がうっすらと痺れているという感じだったのですが、それがまったくなくなり、立って歩くと直ぐに痺れが出ていたものが10分、20分は痺れなく歩けるようになりました。

 

それからはグングン状態が良くなり、日常生活に支障をきたすことはなくなりました。

 

しかし奥の方にまだ硬い筋肉が残っている感じがあり、外出した時に2、3時間位歩いていると鈍い痛みを感じることがたまにあります。

 

まあこれも気長に施術していこうと思います。(※現在は完治しています)

 

私の経験から言うと背骨の状態は同じなのに座っている時は痺れず、立つと痺れが出てくるという人は筋肉に原因がある可能性が高いです。

 

最近のヘルニアや狭窄症の手術は傷跡も少なく短時間で終わるので、昔ほど手術を選択するハードルは高くないと思いますが、どうしても手術が嫌だという人は私が言う条件に当てはまっていればストレッチやマッサージで痛みや痺れを治すことができるかもしれません。

 

 

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