面白古本読書感想文3

『ゆかいな誤変換』ヨシナガ:イースト・プレス

面白 古本 感想文 札幌 ゆかいな誤変換

『恐怖の味噌汁』

 

「お母さん、今日の味噌汁の具、なーに?」

「今日は麩のお味噌汁よ」

今日麩の味噌汁

恐怖の味噌汁

 

『悪の十字架』

 

男は買い物をしよとスーパーへ出かけた。

しかしシャッターが閉まっていた。

今日は休みなのかと思い、看板を見て男はつぶやいた。

「なんだ、開くの10時か」

開くの10時か

悪の十字架

 

小学生の頃聞いた、ゆかいな誤変換話だ。

 

それではこの本に書かれている誤変換で、上記のような話を作ってみたいと思う。

 

『獰猛な犬男』

 

私は彼と遊園地へ行き、高所恐怖症の彼を無理矢理ジェットコースターに押し込んだ。

ジェットコースターはゆっくりと動き出し、レールを上って行く。

そして急勾配の一番上にたどり着いた時、彼は「怖い」と叫んだ!

彼は怖いと叫んだ

彼は怖い土佐犬だ

 

『キットカットは宇宙にある』

 

半年ほど前、タカシはサッカー選手を目指すか、サラリーマンになるかで悩んでいた。

「タカシのやつどうするか決めたかなぁ?」

「いや、まだきっと葛藤中だ」

まだきっと葛藤中だ

まだキットカット宇宙だ

 

誤変換で会話をしてみる。

 

「丘まで行きます」

「早くしないと置いてかれるよ」

 ↓

「オカマで生きます」

「早くしないと老いて枯れるよ」

 

なんかどっちとも会話が成立しているっぽい。

 

「敗者は去るのみ!」

「彼ったら、いつも冷めた意見ばかり」

 ↓

「歯医者は猿のみ!」

「彼ったら、いつもサメ体験ばかり」

 

猿体験だとよかった。

 

「僕らはまだ子供だ」

「僕らは10代半ばだろ」

 ↓

「僕らはマダコ共だ」

「僕らは重大なカバだろ」

 

タコとカバ、どっちだ!?

 

「恐れながら申し上げます」

「貴様、俺にはむかう気か!?」

 ↓

「恐れながらも牛あげます」

「貴様、俺にハム買う気か!?」

 

噛み合ってないが、なんか惜しい。

 

「僕と海に行かないか?」

「一昨日来やがれ!」

 ↓

「木刀見に行かないか?」

「音と生きやがれ!」

 

剣の道よりも音楽家を目指せ!

 

「今日ケンカした君のことばかり考えてる」

「あなたと結婚したい」

 ↓

「狂犬化した君のことばかり考えてる」

「あなたと血痕死体」

 

クレイジーカップル。

 

アンジャッシュなら面白いメールの誤変換コントを作れそうだ。